神奈川県
彫刻の森美術館や歴史的ホテルが点在する文化エリア。箱根新道(小田原西IC)→県道75号でアクセス可能。
初級ユネッサン近くの駐車場に車を停め、蓬莱園の脇から森の中へ足を踏み入れる。観光地の賑わいが嘘のように静まり返り、頭上を覆う木々の葉を透かして木漏れ日が降り注ぐ。苔むした石と深い緑に包まれた遊歩道を、愛犬と落ち葉を踏みしめながら歩き始める。 足元のサクサクという心地よいリズムに耳を傾けていると、次第に水の音が近づいてくる。木々の間から姿を現す千条の滝は、幅約25mの岩壁を幾筋もの細い流れが絹糸のように伝い落ちる繊細な姿。滝つぼから立ち上る冷たいミストが頬を撫で、愛犬も深呼吸するように鼻をひくつかせている。夏は天然のクーラーのような涼しさが体を包み、秋にはモミジの紅葉が滝を彩る。 滝のそばのベンチで一休みしたら、渓流沿いの小道をもう少し奥へ。せせらぎの音に耳を澄ませながら、来た道を戻る帰路は光の加減が変わり、行きとは違う表情の森を楽しめる。6月から7月の夜にはゲンジボタルが舞う、箱根の奥深い自然を体感できる散策路。
中級宮ノ下駅から坂を下り、遊歩道入口の石段に立つ。愛犬と一歩ずつ慎重に降りていくと、頭上の木々が陽光を遮り、渓谷の冷たい空気が一気に体を包む。街の賑わいからわずか数分で、この別世界に入り込む落差が堂ヶ島渓谷の魅力。早川の水音が石段の下から響いてくる。 渓谷沿いの道は土と石の自然道。落ち葉を踏みしめる足音と、岩を洗う早川の水音だけが谷間に響く。吊橋「桜橋」に差しかかると、足元の渓流が白い飛沫を上げて流れている。愛犬が風に揺れる橋の上で少しドキドキした表情を見せるのも微笑ましい。秋は紅葉と渓流の青のコントラストが一枚の絵画のように目に焼きつく。 遊歩道の終点まで歩いたら、同じ道を戻る。帰りの石段は少しきついが、途中で振り返る渓谷美が疲れを忘れさせてくれる。宮ノ下に戻ったらNARAYA CAFEの足湯テラスへ。渓谷で冷えた体をじんわり温めながら、愛犬と並んでコーヒーを傾ける。箱根の奥深い自然を五感で体感する、冒険心くすぐる散歩。
初級宮ノ下の町営駐車場に車を停め、坂道を下ると富士屋ホテルの唐破風の屋根が目に飛び込む。明治の洋館建築と和の意匠が溶け合う佇まいに、愛犬と並んで見上げる。朝の静かな時間帯なら、宿泊客の気配もまばらで、歴史ある建物の細部までゆっくりと眺められる。 セピア通りに入ると、骨董店やアンティークショップの古いショーウィンドウが連なる。石畳を愛犬の爪がカツカツと鳴らし、昭和の面影を残す看板が次々に現れる。渡邊ベーカリーの前で足が止まる。明治24年創業の店から漂う焼きたてパンの香り。温泉シチューパンをテイクアウトして、愛犬の傍らでほおばるひとときが温泉街散歩の醍醐味。 NARAYA CAFEの足湯テラスまで歩いたら折り返し。ひょうたん型の足湯に浸かりながら、箱根の山並みと行き交う登山電車を眺める。帰り道は裏路地へ。苔むした石垣と古い階段の間を愛犬と探索しながら、箱根の奥深い歴史を肌で感じるレトロな温泉街散歩。
散歩ルートをGPSで自動記録。 歩いた距離や時間を振り返りながら、愛犬との時間を残せます。