神奈川県
仙石原すすき草原や箱根湿生花園など、広々とした散策スポットが魅力。御殿場IC→国道138号線(約20分)、または三島IC→箱根スカイライン経由で国道1号線の渋滞を回避できる裏ルート。
初級ポーラ美術館の無料駐車場に車を停め、美術館の横を通って遊歩道の入口へ。ゲートをくぐると、ブナやヒメシャラの森が頭上を覆い、木漏れ日がまだらに足元を照らす別世界が広がる。愛犬の足が落ち葉と土の柔らかい道を踏むたび、かさりと乾いた音が森に響く。 遊歩道を進むと、森の中に現代彫刻が静かに佇んでいる。自然と人の手が交差する不思議な空間で立ち止まり、愛犬と作品を眺める贅沢な時間。さらに奥へ進めば、鳥のさえずりだけが聞こえる野鳥の森。息を潜めて耳を澄ますと、コガラやヤマガラの澄んだ声が枝の間から降ってくる。 森の奥まで歩いて折り返すと、木々の隙間から箱根の山並みがちらりと覗く。ベンチに腰かけて深呼吸すれば、森の湿った空気が肺を満たす。遊歩道を出た後は、美術館のカフェで飼い主だけのアート鑑賞も。愛犬はDogHub箱根仙石原の日中預かり(車で約5分)を利用すれば安心。自然とアートが溶け合う、箱根ならではの森の散歩。
初級仙石原の臨時駐車場に車を停め、国道沿いを少し歩くとすすき草原の遊歩道入口が現れる。一歩踏み入れた瞬間、視界いっぱいに広がるススキの海に息をのむ。秋なら金色に輝く穂が風になびき、さわさわと乾いた音が耳に心地よい。愛犬も高原の匂いに鼻をひくひくさせて、いつもより足取りが弾んでいる。 約700mの一本道をゆっくり進むと、徐々に高度が上がり周囲を見渡せるようになる。遊歩道の中間あたりで振り返れば、金時山と箱根外輪山が連なる山並みが一望できる。ススキに囲まれたトンネルのような場所では、穂が頭上で交差し、風が光を揺らす幻想的な空間。愛犬と並んで立ち止まり、この景色を写真に収める。 折り返して戻る帰り道は、午後の西日がススキの穂を透かし、行きとは別世界のような輝きを見せる。遊歩道を出たら、近くのDogHub箱根仙石原のカフェテラスで愛犬とひと休み。短い距離でも箱根の自然の雄大さを全身で感じられる、仙石原を代表する散歩コース。
初級箱根湿生花園の駐車場に車を停め、カートに愛犬を乗せて入園ゲートをくぐる。チケット売場で入園券を受け取り、最初の木道に踏み出した瞬間、水辺の湿った空気が顔を包み、目の前に広がる仙石原湿原の景色に思わず声が漏れる。春ならミズバショウの白い仏炎苞、初夏にはサワギキョウやカキツバタの群生、夏はニッコウキスゲの黄金色が木道沿いを彩る。 仙石原湿原(国指定天然記念物)の低層湿原エリアは、水面すれすれに伸びる木道がカートでも進みやすい幅で続く。愛犬はカートから身を乗り出し、池の水面と背後の山並みを見つめている。300mほど進めば仙石原湿原植生復元区。かつて箱根に広がっていた太古の湿原を保護活動で蘇らせたエリアで、見渡す限りの草原と背後の外輪山が一枚の風景画のように広がる。 園内中央の休憩所まで来たら、ベンチで一息。売店には植物の書籍や季節の花苗が並び、カートに乗せたままお土産選びもできる。ぐるりと園内を一周して出口に戻る頃には、四季の湿生植物に包まれた約20分の散歩で心が満たされている。秋は紅葉、冬は休園期間(12月〜3月中旬)と季節の表情がはっきり分かれるのもこの園ならでは。散策後はDogHub箱根仙石原やすすき草原、葵ベーカリーと組み合わせれば仙石原を一日中楽しめる。
散歩ルートをGPSで自動記録。 歩いた距離や時間を振り返りながら、愛犬との時間を残せます。