神奈川県
箱根の玄関口として栄える温泉街。小田原厚木道路→国道1号線でアクセス。
箱根湯本駅前のコインパーキングに車を停め、リードを付けた愛犬と歩き出すと、温泉街特有の湯気と出汁の香ばしい匂いが一斉に押し寄せる。早川の水音、駅前を行き交う観光客の声、温泉まんじゅうを焼く音が混じり合う賑わいに、愛犬の鼻がひくひくと動き、耳がぴんと立つ。 駅前から早川沿いに約400m続く湯本商店街は、和菓子の老舗「ちもと」の湯もち、寄木細工の本場・露木木工所、干物・かまぼこ専門店が軒を連ねる箱根の玄関口。「かわいいワンちゃんね」と声をかけてくれる店主との触れ合いは温泉街ならではの温かさだ。商店街を抜けると、奈良時代に温泉の守護神として勧請された湯本熊野神社の石段が現れる。樹齢を重ねた杉に囲まれた小さな境内は街の喧騒と一線を画す静寂で、本殿前で旅の安全と愛犬の健康を静かに祈れる。 神社の先には明治・大正期の南画の大家・小室翠雲の別荘跡。古い石垣と庭石が往時を偲ばせる路地の奥は、観光ルートから外れた知る人ぞ知る箱根。帰り道は早川の水音を聞きながら駅前の賑わいへ戻る。春は早川の桜、夏は涼しい川風、秋は箱根全山の紅葉、冬は温泉宿の湯けむり――距離2.7km・約54分のコンパクトな散策で、商店街の活気・神社の静寂・川辺の自然・歴史の余韻と、箱根の表情を玄関口で一度に味わえる散歩道。
初級箱根湯本から山側へ少し入った発電所前の駐車スペースに車を停め、須雲川自然探勝歩道へ。入口に立つと、頭上を覆う木々のトンネルと、遠くから聞こえる川のせせらぎが出迎えてくれます。愛犬のリードをしっかり握り、江戸時代の旅人が歩いた道へ一歩を踏み出します。 足元に現れるゴツゴツとした石畳は、国指定史跡の旧東海道。400年前の旅人も同じ道を歩いたと思うと、一歩一歩に歴史の重みを感じます。須雲川の渓流沿いに進むと、木漏れ日がキラキラと水面を照らし、澄んだ水の中に小さな魚の影が見えることも。愛犬は足元を流れる清らかな水に興味津々で、浅瀬でチャプチャプと水遊びを楽しんでいます。丸木橋を渡る時のちょっとした冒険感も、このコースならではの魅力。 来た道を戻り、駐車場へ。帰路は緩やかな登り勾配ですが、行きとは違う角度から見える渓谷美を楽しみながらのんびりと。約45分で往復できる、箱根の歴史と渓流の自然を凝縮した散歩道。①温泉街コースとはまったく異なる、深い森と歴史を味わうルートです。
散歩ルートをGPSで自動記録。 歩いた距離や時間を振り返りながら、愛犬との時間を残せます。